一所懸命になれない者の仕事の心得
- 売りたかったら信用第一。売ろうとしたら信用を失う。
- 「こうしろ」と言われる前に「こうしますよ」と言っとけ。
- 「どうせ」と口に出すと止まってしまう。
- 「ひとりよがり」なことを為すのを恐れるのは、すでに「ひとりよがり」なことをしているからだ。
- 「化ける」人は、おおむね3年目くらいで化ける。指導法とはあまり関係なくそのくらいはかかる。人によっては5年目くらい。長いと10年目くらいで化ける人も中にはいる。それを長すぎるとするか、それでもいいとするか。中小企業では、それでもいいのではないかと思える。
- 「夢」を抱けねばこだわりにくい。
- 「方針」とか「目標」とかいうものは前面に押し出して主張すると胡散臭く感じられ却って伝わりにくくなるものだ。あまり押しつけ的でなく「なんとなく」伝わっていくようにしたいもの。
- 「正義」はたいがい「悪」でもある。
- 「甘い」イメージから入ると夢を持ちやすい。
- 「目標」はイメージしやすいものであること。それゆえに各自で異なるのはかまわない。ただしひとつの銘柄内では同一でなければならない。
- 「目標」は各自で異なってかまわないが、他者にも通用するものであること。でないと他者が判断できない。
- 「網羅」が最強。
- 「臨機応変」を顧客に求めてはいけない。
- 「臨機応変に」はタブー。
- 「自己の判断」とは赤信号のときに車が来ていないなら道路を渡ってもかまわないということではない。青信号のときでも車が来ていないか確認してから渡ることだ。
- 「良い」とは絶対的な価値のことだが、そんなものはあり得ないので、会社にとってはとりあえずは「売れる」ということが指標になる。次に多くの者が「良い」と思えることという多数決。
- あてがわれた足場であったとしても、その延長線上のどこかに自分なりの足場を作ればよいのだから、とりあえずあてがわれておけ。
- あなたが弱点と思っていること、それは特徴でもある。活かす手段を考ずればいい。
- あなたが考えたことは、きっと誰かがすでに考えている。それがすでに残っていないなら残っていないだけの理由はあるはずだ。
- あなたはきっと間違っている。もう一度見直せ。
- あなたは悪くない。でも、正しいわけでもない。
- あなたは主役じゃない。脇役でもない。
- あまり理解できてないときに英語を使いたがる。
- いいものが必ず売れるとは限らないが、売れるものは良いものであるという言い方はできる。「商品」をつくっているかぎり。
- いちばんよくないのは自分の「正義」を持ってしまうこと。
- いちばん影響を与えやすいシチュエーションは人との出会いによる。
- お説教されるとき、だいたいの場合すでに自分でお説教すませているものだ。まあ、人にもよるが。
- お説教は長くとも5分から10分以内で。ものの本によると、洋の東西を問わずお説教が長くなると右の耳から左の耳に抜けてしまい、せっかくのお説教の効果がうっかりするとマイナスになるのだとか。お説教はむしろ一言でよい。でないと互いに疲れます。
- こだわるためには趣味の域にならねば難しい。
- こだわるということは、きわめて細かいところまでこだわれること。「神は細部に宿る」。
- こだわるほどに悪くなる、ことも多い。
- このリストは思いつきだけで書いている。本当にこう考えているかどうかは別のおはなし。
- この物語の主人公は誰だ?自分しかない。ならば己を生かせ。
- しくじったときに元に戻れる位置を、明確にしておくこと。
- じつはレベルが高いとか低いとかはない。異なる者がいるだけのこと。
- すべての情報は間違えている。
- すべての締切は絶対である。
- とりあえず、時間厳守、締切厳守。それさえ守っていれば存在は認められる。
- そのジャンルについてまったく知識も「思い」もない場合でもちゃんとしたレベルにすることができなくてはならない。
- そのジャンルについてやできごとをほとんど知らないときの方がなぜかうまく商品を作れることも多い。
- それは独りよがりかもしれない。
- たいがいの場合、イエスマンでいる方が(会社にとっては)良い。「ノー」は結局のところ歩みを遅めることにしかならない。ただし、これだけは譲れないという部分だけは保持して「ノー」を叫ぶこと。
- 時系列は強固な分類だ。
- たった一人の声が全体を代弁している場合もある。ただしそれを確認する手段はいまのところない。
- だれが考えてもある程度までは同じ道筋となる。自分の考えを出していくのはその後から。
- ちょいちょい休憩しましょう。疲れたアタマではロクなことができない。
- とりかえしのつかないことはあきらめよ。ただし挽回しろ。
- どれだけ話しあっても、決めるのは自分だ。
- どんなピンチに陥っても、好奇心で武装しておくとよい。冷静さを失わずにすみ良い智恵も出ようというもの。
- どんな場合でも短所にしかならないような短所は存在しない。もちろん、そんな長所も存在しない。
- どんな業務であってもまず速度が重要だ。
- なにかを伝えようとするな。提供せよ。
- なにかを考えるときに「◯◯に重要な4つの条件」とか「4条」とかを設定してみるといい。こういうとき「4」くらいがまとまり感やわかりやすさがちょうどいい。
- なにごとにもとらわれるな。むろん、この心得にも。
- なるべく多くのタイプの人間がいるのがいい。優秀に見えても、同タイプばかりだと先すぼみとなる。
- なんでも10項目出したり分析したりしてみる。むりやり10項目ださなければならないところが効果的だということ。かつ、たった10項目でもあるので比較的短時間で気楽に実行できる。
- なんでもまずそれについてのコラムを書いてみる。できれば600文字程度。そして新聞コラムっぽい形にして印刷して回覧してみよう。
- なんでもよいので「このことはこの人に聞けばよい」というものを持つべし。
- なんでもマンダラチャートで分析してみる。階層化(分類)の訓練にもなり、計64項目必要なところでものすごく考えなければならないということになる。
- なんらかの「受け皿」を用意しておかなくてはものごとを続けていくのは難しい。「逃げ場」ともいう。
- ひとりだけではたいしたことはできないがひとりだけでもなんとかできるようでなければならない。
- あなた以外のひとりの意見に左右されるとデキは悪くなる。
- ほとんどの人間は厳しくすると伸びが停まる。放っておいて上限に来たと思われたとき初めて次の段階を示す方が良い場合が多い。
- ほとんどの人間は批判に耐えられない。たとえそれが良質な批判であっても。
- まるごと捉えようとするな。小さく捉えよ。しかしまた、大きく捉えられないと、小さく捉えられない。
- めんどくさがるな。ほっとくと質はしだいに落ちてゆく。
- ものごとは少しでも余分に細分化せよ。それはものごとを掴み方の解像度を高めること。
- ものごとを細分化することができると、ある程度データの代わりになる。
- ものごとを細分化できる能力が高いほど、判断の解像度は高くなる。
- ものの見方は多いほど良い。
- ものを上手につくるには、最初はゆるく全体を組み立て、その後少しずつ分散して強く締めていくこと。これは原則。
- クールであれ。
- コミュニケーションの基本は「そこにいる」こと。その次が相手の言うことを聞くこと。
- シンプルであるというのは、情報量が少ないというのでも、見た目が単純というのでもない。そこに筋が見えるかどうかということだ。
- シンプルでないと、理解しにくい。
- スキルアップは「ツール」として表現すること。作成ないしは利用している「ツール」がスキルアップの証となる。逆に言えばよりよいツールを作成することがスキルアップにつながりやすい。
- タカをくくってはいけない。
- ダメな部分を批判したり叱ったりしてもそれは消えない。むしろ反発して強まることすらある。
- デキがいいときは、シンプルになっている。
- ブログは断定的に書いた方が「ウケ」がいい。
- ブログは個人的な思い程度でも世界普遍の心理のごとく書くべきだ。ぼくにはその根性はないが…。
- ミスが発生する可能性のあるところにはいつか必ずミスが発生する。
- モチベーションを下げる外的な要因はさまざまにやってくるが、モチベーションを高める要因は自己の内側にある。
- 一度説明して理解してもらえなかったことは結局のところ理解してもらえない。が、3年間言い続けてようやく、理解はしてもらえないにせよ、言ってる内容はわかってもらえる日が来ることもある。
- 上司・先輩になったとき、部下・後輩に任せるより自分でやったほうが手っ取り早いし確実だと思え、自分でやってしまうことがある。これが成長を阻害する最大の原因。どこかで任せてしまう必要がある。
- 上手な字ではなくわかりやすい字を。
- 不安は成長の要因だが過ぎると成長を阻害する。
- 与えるアドバイスは時と場合と相手によって異なる。受ける側も「言ってることが違う」と考えるのはお門違い。
- 人はほとんど「なりゆき」で進んでいる。その流れは止めない方がうまくいく。ただし肝心なところだけは「なりゆきまかせ」を廃するエネルギーを持とう。
- 人は多様、働き方も。自分なりのモチベーションを持てばいい。ただし最低限の共通項はある。
- 人を呪わば穴二つ。
- 人材育成の基本は、まず長くいてもらうこと。長つづきするとそれだけで戦力になるし、少しずつでも成長していける。ただし中小企業では。大企業では代替人材はいくらでもいるので使い捨てができる。
- 仕事の社会への影響、歴史的な意味を問い始めることで知識人になる(曰く加藤周一、サルトルの定義)。
- 他の人に一生懸命サービスする人が、最も利益を得る人間である(カーネル・サンダース)。
- 他者に接するときには、その人が重篤な病人であるようなつもりで接したい。これはきわめて個人的な方針。
- 他者(の考え)を批評するのは容易い。しかしいったんは受け入れなければならない。
- 会社にはいろいろ事情がある。いちいち「なぜ」を求めていては立ち行かなくなるし仕事もできなくなる。ある程度割り切るべし。ただし、折に触れて少しずつ「なぜ」を掘り出していこう。これは自分自身の精神衛生のため。
- 会社にひとつくらい商売のことを考えない部署があってもいい。
- 何が書かれているかということよりも、どんな視点によっているかの方が重要。
- 何も考えずに機械の如く仕事することのできる部分も持っていないと戦力にはなりにくい。
- 商品づくりはある意味だますこと。気持ち良くだまされてもらえるよう工夫が必要。
- 個々のできごとの大きさ・話題性に引っ張られるな。普遍性を捉えよ。
- 全体のものさしがどれほど間違えていると思ってもそれは守らなければならない。
- 全体のものさしが間違えていると思うなら直せばいい。ただしみんなで直す必要がある。
- 全体のものさしを直すことができるのは現在そのものさしを守っている者だけだ。
- 商品のゆたかさは使われなかったアイデアの多さに比例する。
- 切り捨てたとき、よりマシになっている。
- 判断に苦しんだとき、それを極端にした場合を考えればよい。
- 前に進む力は、それが強いほど、逆に後退ないしは停滞につながることが多い。「少しずつ」が正解のようだ。
- 勝利者の一般的な最低条件はまず、あきらめないこと。そして、自分の限界を設定しないこと。もっとも、これも結局のところ相対的なものではある。
- 十年後の顧客にも使えるものであれ。
- 厳しく鍛えて現在の150%の能力を持つにいたるものは、特に鍛えなくとも150%までは行く。速度が違うかもしれないが。鍛えようとしたときと鍛えようとしないときのどちらが速くなるかすら一概には言えない。
- 反省せよ。外部の声に影響されない自立した存在となるにはみずから反省することが大切。
- 右のものを左に移すくらいの細々とした、しかし数多くの仕事が人を消耗させる。無視してみるのもひとつの手だ。
- 各ジャンルで誰でも知っている著名人を顧客と考えよ。その人のことを研究せよ。
- 周囲がイメージ通りにならなくても割り切って仕事ができないとプロとは言えない。しかし、自分の考えを諦めてしまってもプロとは言えない。
- 商品を売るためにはその商品の「物語」が必要だ。たとえば親子がお茶の間で話題にしコミュニケーションをはかれる、などということ。
- 四人だと「内輪」感があって、ものごとがたやすくなる。五人になると「大勢」という感じになってよそよそしくなり、円滑さが減ずる。
- 多数決によった結論は、たいがいの場合あまりうまくいかない。
- 多数決はじつは民主的方法ではない。
- 失敗のほうが成功よりも教訓は多い。しかし失敗によりすべてがおしまいになってしまうこともある。
- 学習するときには「キーワード」を探すのが効果的だ。
- 完璧はあり得ない。しかし近付けよ。
- 実力の、1.2倍の仕事をしよう。ただし、他人に1.2倍の仕事を与えようとはするな。それは能力を0.8倍にすることとなる。(数字はイメージ)
- 工夫は現場を知ることから(ただし営業現場ではなく、そのジャンルの実務現場)。
- 弱点を無理に隠そうとするな。それは弱点を発露させることになる。
- 弱点を認めよ。そのうえで、できることを精一杯なせ。
- 心を入れるな。それは間口を狭くする。
- 忙しいときほど、散歩に出よう。
- 情報が増えるほどに判断はしにくくなる。しかし、情報量は直接価値につながる。
- 想定される顧客、たらんとする人もまた想定顧客。
- 想定する顧客が「自分自身」である場合、あまりいい商品は作れない。たとえあなたがかつてその世界の住人であったのだとしても。なぜなら自分の枠以上のものにはなり得ないから。
- 意識するだけでできるようになることが、意識するだけで全員できるようになることは、まずない。ただし、意識するしか他に方法のないこともある。
- 感性だけで商品は作れるが、あなたが天才でないかぎり、それだけでは安定しない。
- 感覚だけに頼っても良い商品はできるが「なぜ?」と聞かれたときには困る。
- 慣れてくるとなんでも一人でやった方が手っ取り早い。そんなときこそ他者の考えを取り入れていくようにすべき。
- 批判は必要な場合もあるが、ものごとを停止させてしまう場合も多い。特に人間そのものに対する批判は。
- 批判的であれ。まず自分自身に対して。
- 批評は必ず提案と対にならねばならない。
- 新しいことをしようとしない者は、機械とそれほど違わない。その方が楽ではあるが。
- 普通とちがう項目に入れたり、組み合わせたりすると新たな価値が創出されることもある。
- 普遍を描き出せ。
- 書くことは意識化すること。まず自分の考えを書いてみよう。
- 最良の手だって失敗することはある。次の最良の手は何かを探るべし。これは、次善の策という意味ではない。常にその時点での最良の手をということだ。
- 望むことと、できること。とりあえず、できることからしていくしかない。ただし望むことを忘れては先がない。
- 商品は顧客から預かっているものだと思うべし。
- 次善の策ではいけない。最善の策を何重にも用意しておかねばならない。同タイミングでいくつか、さらに段階ごとにいくつか。そして「最後の手段」も用意しておかねばならない。これは政治界のセオリー、それも緊急事態発生時の。企業にとっては毎日が緊急事態か。
- 正当な批評でも過ぎれば阻害となる。
- 正解はつねに存在しない。しかしすこしマシにすることならできるはずだ。
- 正解は人によって異なる。それゆえ求められているのは答えではない。
- 正論は他者の考えを封じてしまう。自分が正論を吐いているなと感じたら反省はしておこう。正しいことが必ずしも適切だとは限らない。
- 決まりごとが多いと守れない決まりが増えてくる。そして守っていないこと自体が気になり、肝心の部分がお留守になる。
- 決まりごとはなるべく少ない方がいい。「方針」ていどの大まかなものがあればそれでいい。あとはそれに基づいていくのみ。
- 決まりごとをひとりが守らなかったら最終的に誰も守らなくなる。
- 決断することが経験の第一歩。考えているだけではまだ一歩も踏み出していない。
- 決断は素早く。悩んでみてもほとんど変わりはしない。
- 無駄を捨てて、捨てて、普通に、普通に。それだけが必要なもの。そのときにオリジナリティがあらわれる。
- 現行の業務を問題なくこなしていたら、たいがいのことは認められる。ただし、自分では常に新しいことをなそうとしておくべきだ。
- 理屈だけで商品は作れるが、良いものにはなりにくい。感覚だけに頼る方が、理屈だけに頼るよりは良い商品になりやすい。
- 理屈に頼るといいものにはなりにくいが、最悪なものにもなりにくい。
- 理解なんてものはありえない。知ることができるだけだ。
- 目標など中心に据えられたものがなければ複数の人間がひとつのことに携わるのは無理な話だ。
- 相反する二つの意見を出せば、だいたいの場合双方とも正しい。そして間違っている。
- 相手の語ったことをひとつずつ分解してそれぞれにコメントしていくことは揚げ足取りには役立つので論戦に勝ちたかったら行なえば良いが、基本的には卑怯な手段ではある。個々には誇張や極端な表現をすることも多いから。総合して何を言っているかを判断しその芯の部分を論評するのが正当ではある。
- 真ん中にすえるのは情報や理屈ではなくイメージだ。
- 知らなくても判断はできる。
- 知的であるには知的とはどういうことかを考えること。
- 節度のある批評なしではよくならない。
- 細かなミスは反省する必要がない。細かなことにとらわれてすぎていると大きなことと細かなことを同レベルで扱ってしまうことになる。
- 結局のところ、自分の与えられた仕事を黙々と、しかし完璧にこなす人間がいちばん頼りにされやすい。それがいいことかどうかは別として。
- 継続だけが力で、そして最も難しい。
- あなたに権利はない。
- あなたの「思い」があるとき、あまり良い内容にはならない。
- あなたは「私」ではない。
- 考えよ。ひたすら考えよ。
- 考えるということは、手を動かしているということでもある。
- 考えるのは日常的に、決断は一瞬で。
- 考えるほどにデキは悪くなる。ことも多い。実際の作業に入ったら考えないですむようにしておくべきだ。そのためには普段から目標(方針)について考え(学習し)、実際の業務に入ったら考えないですむようにしておこう。
- 肯定的であれ。なにごとも何らかの意味で正しい。
- 能力とはテクニックはもちろんとして、それ以外には選択する力のことを言う。
- 自分がつくるのではない。記事が自ずからつくるのだ。
- 自分では2時間くらいかかりそうなことに着手したなら30分で終わらせるつもりで。
- 自分の「ものさし」は持っていればよいが、みんなでなにかをなす場合は全体のものさしが必要だ。そのとき自分のものさしは副次的なものとなる。
- 自分のいいところを次々にリストアップしてみよう。無理矢理にでも増やしていってみよう。
- 自分のしたい仕事は、自分で作っていけばよい。ただし、それを誰にも認めさせねばならない。
- 自分のものさしが全体のものさしと大きく異なっているときは自分のものさしは忘れることだ。
- 自分のダメなところをリストアップしてみよう。無理矢理にでもひとつずつ増やしていってみよう。ただしそれを消していく努力は必要ない。リストアップだけでかまわない。
- 自分の判断を重視する者の判断が適切であったことはほとんどない。
- 自分の考えが正しいと思えたら失敗の始まり。
- 自分を信ずるな。あたなは間違っている。
- 自分を信ぜよ。顧客が信じているのだから。
- 自分自身と仕事をしているあなたは全く異なる存在だ。
- 自己の判断で行動できる者でなければ他者との協力も意味がない。
- 自己満足できないようなものを作るな。ただし自己満足は最大の敵でもある。
- 行動するときは必ず異なる方向のものを二つ以上想定しておくこと。これは一種のリスク管理。
- 行動を促す考えは役に立つが、行動の代わりとなる考えは妨げとなる。(ビル・レーダー)
- 顧客の方がよく知っている。「知ってもらいたい」は必要ない。われわれにできることは示すことではなく提供すること。
- 顧客の声、営業時に出会った人の声。いずれもたった一人の声にすぎない。
- 顧客は、お金を払ってこの商品を手にいれている。果たしてこの内容が金額に値しているか?
- 誰でも同じ道筋になる部分をきっちりできない者には、オリジナルの道筋を作っていく資格ができない。
- 論理的に説明しているだけだと考えていても、相手がお説教だと感じればそれはただのお説教となる。そして、ただのお説教は伝わらない。
- 速度はリズムだ。
關寛「養生心得草」
関寛という人の「養生心得草」。青空文庫で見つけた。
全10か条で健康な生活をするための心得が書かれています。
下にものすごく要約、ちょっと意訳したものを置きます。
- 毎日6時に起きよう。寝巻きを着替え布団の塵を払い部屋を掃除し、体をゆったりさせてから朝飯に。
- 食事は日に3度。いつも同じ分量で。夜中の飲食はダメ。食後は少し休息してから動くこと。
- 酒茶菓子は食事のとき消化を助けるために摂る程度で。それ以外では害となる。
- 日の長い時期なら午後1時頃少し昼寝するのもいいけれど、他の時期の昼寝は害がある。
- 立つ時間と座る時間はだいたい7対3くらいの比率にしたい。
- 毎日体を拭いて清潔にし肌着を着替える。入浴は週に1度くらい、ぬるま湯で。
- 1ヶ月に5から6度は山林か浜辺で20キロくらい歩こう。
- 肌着は木綿がいい。布団の中身は柔く乾いたものを。肌着は毎日洗い、寝巻きは週に1回くらいは干そう。
- 肉は新鮮なものを。野菜は若くてやわらかいのがいい。よく煮炊きして五穀に交えて食べよう。
- 居間は湿気ないよう日当たりと風の通りを良くしよう。年に2度は天井や床下を掃除すること。寝室は湿気てない部屋にしよう。
グチ帳
ストレス解消のためのページ。もちろんボクの身勝手で一方的なしょぼいつぶやきだが、グチグチしたくなることはあるのだ。いずれ必要なくなったときこれだけ削除したら即きれいに掃除できるし。
- 完全な思いつき型経営だが、当人はたぶん、しっかりした理念と、方向性をもって動いてると思ってるやろう。そんなふうなこと言うてるし。でもやってることは思いつきだけ。
- ひつこく、あれこれ言うても聞いてはくれんし、まずクビを覚悟で言うしかないし。
- 会社がとってもつまらなくなっていく。どんどんしょーもない会社になっていく。
- 素晴らしい!!「自分は完璧な人間である」とはよく言ってくれるゼ!!そこまで言えるヤツって世界中でもそうそういてへんのとちゃうか?ギャグかと思うたワ。そして、完璧な人間である自分の出す意見も完璧だからそれに対する反対意見は聞かないと言い切った。言われたとおりにしとけばええんや、と。ほんに素晴らしい!!さすがにビックリやわ。
- いちばん能力の低い人がいちばん上にいてるのがウチの会社の不幸だなあ。
- 辞めた人すべてを悪役にした悪口雑言は聞くに耐えん。
- どう考えても最悪のセンスしか持っていないのに、自分のセンスだけが素晴らしいと思い込んでいられるといつまでたってもいいもんが作れないです。
- 「忙しい忙しい」と言いつつ、ヒマを持て余しているとしか言いようのない行動ばかり取らんといてほしいなあ。
- 無理難題を押しつけられるからなんとかクリアしようと社員が少しでもマシな方法を編み出したら必ず意味不明の難癖をつけてしんどいだけの行動を取らせようとするのはカンニンしてね。そのせいで仕事の質が落ちるし。
- なぜ筋の通っている考えをきらうの?。そういうのを積み重ねていかないとバクチにしかならないよ〜!!
- なぜ常にダサい方を選ぶの?
- 阻害要因にしかなってないのに自分がいてるから会社がもっていると思い込まれているのはつらいなあ。
- 自分の思いつきだけが素晴らしいと思いこむのはやめてほしいな。ここ30年一度も成功してないやん。皆の陰ながらの努力でなんとかなってるけどそれがなかったらとうに会社なくなってるで〜。
- 会社の経営方針が「とにかく売りたい」では、売れないです、社長さん。
- 社員が10年前に提案したとき「くだらない」「わかってない」とクソミソぬけなした同じ案を、さも自分が考えたことのように自慢たらしく語り「なんでお前らはこんなことも考えられへんのや」とやるのは、恥ずかしいからやめて!
- 案は単独ではなく流れの中のひとつとして考えてね。でないとたぶん意味がないから。
iPhoneに入れているアプリ
最初の1ページに表示するアプリたち。
他は後日「続きを読む」以降に置くつもり。
★FC2BLOG
ブログ投稿用アプリではいちばん使いやすい。
FC2ブログ自体は1アカウントで1ブログしか設置できないが複数アカウントの複数ブログを切り替えながら使うことが可能。
★So-netブログ
ブログ投稿用アプリ。
ひとつのアカウントの、複数ブログの管理が可能。
今のところ、他のアプリに切り替えて戻ってきたら、再び起動画面からになるところが不満点。
★瞬間日記
日記帳だが、即メモができるメモ帳として使っている。
★ThinkingMap Lite
マインドマップ作成ツール。
枝葉を移動できず使いづらいが、FreeMind形式をメールで送れるので、マップ作り始めくらいには使えるか。
★Alltanys
朝日新聞、読売新聞、日経新聞を読み比べできる。
ニュースを読みたいだけならまずは便利。
産経新聞のアプリと併用したらさらに吉。あとは毎日新聞やね。
★CCal
Googleカレンダーと同期できるカレンダーの中では使いやすい。
多くのカレンダーを使っていても大丈夫。
起動時バージョンアップの案内がよく出るのが玉に瑕。
★RTM
代表的なオンラインのToDo管理ツールRememberTheMilkをiPhoneでも使える。
無料版では、以前は試用日数の制限があったが、現在それは無制限のようで、そのかわり同期は一日一回という制限に。
★TweetDeck
ツイッタークライアント。登録した検索語やリストのポストを簡単に見ることができのがいい。
★Plastic Ballet
写真をトイカメラふうにワンタッチで加工。以前は1面目には「Polarize」ひとつで良かったのだけど、あれが使えなくなったので代わるアプリを探し中。今のところこれか、下の「Cameran」か、「Instagram」で考えている。
★Cameran
写真加工が簡単にできる。
★写真
標準添付。
★カメラ
標準添付。
★ソリティアV
トランプのひとり遊びがたくさん。
これひとつあれば一生ヒマツブシは大丈夫。
オンラインでハイスコアを競うことも可能。
★MONTBLANC
万年筆のモンブランの、手書きメモというか、お絵描きというか。
万年筆ふうの線で書ける。
保存されている画像は使えないので、つねに新規となる。
★連絡先
標準添付。
★ブクログ
読書管理が主要な用途である場合便利。
簡単な方がいいなら、そしてTwitter使いなら「読書メーター」のほうがいいかもしれない。
ここから下は最下段で常に表示している分。
★SMS/MMS
標準添付のメール。
★電話
標準添付。
★Safari
標準添付。
★App Store
標準添付。
他の面に入れているいろいろ。
★PlainText
テキストエディタ。
特筆すべき機能はオンラインストレージのDropboxに保存できること。
文字コードはUTF-8なので特にWindowsユーザはすでにあるテキストを使うとき注意が必要。
★PS express
PSは「Photoshop」のこと。
比較的お手軽に、しかし自由に、写真の加工ができる。
★ChatWork
ふだんからChatWorkを使っているなら便利。
ケストナー「人生処方詩集」対応症状一覧
- 年齢が悲しくなったら
- 貧乏に逢ったら
- 知ったかぶりをするやつがいたら
- 人生をながめたら
- 結婚が破綻したら
- 孤独に耐えられなくなったら
- 教育が必要になったら
- 怠け癖がついたら
- 進歩が話題になったら
- 他郷にこしかけていたら
- 春が近づいたら
- 感情が貧血したら
- 金が少ししかなかったら
- 幸福があまりに遅くきたら
- 大都会が厭になったら
- ホームシックにかかったら
- 秋になったら
- 青春時代を考えたら
- 子供を見たら
- 病気でくるしんだら
- 芸術に理解がなさすぎたら
- 生活に疲れたら
- 恋愛が決裂したら
- もしもあなたが若い娘だったら
- 母親を想ったら
- 自然を忘れたら
- 問題が生じたら
- 旅に出たら
- 自信がぐらついたら
- 睡眠によって慰められたかったら
- 夢を見たら
- 不正を行ったら、あるいは不正を受けたら
- 天気が悪かったら
- 冬が近づいたら
- 善行が利子をもたらすと思ったら
- 同時代の人間に腹が立ったら
ほめ言葉リスト
新聞記事に「ほめ言葉リスト」というのが載っていました(岩手日報2011.10.24)。
- えらいね〜
- すばらしいよ〜
- かっこいい
- ステキ!
- すごい
- よくやったね
- なかなかやるね
- 立派だよ
- 天才!
- かわいい〜
- よくできた
- 努力してるね
- イイゾイイゾ〜
- 上手じょうず
- 輝いているね
- 勇気あるよね
- がんばった
- やさしいね
- いい感性してるね
- 頭いいね〜
- やればやれるじゃない
- いい感じ
- そこがいいところよ〜
- 頼もしいね
- 愛がいっぱい!
- 強いね
- しっかりしているね
- パワーがあるよ
- ここまでできれば十分!
- ヤッター!
- サイコー!
- 大人だね
- 成長しているよ
- 魅力があるね
- 心が広いね
- 前向きだ
中には言われたら腹が立ちそうなのもあるんやけど、自分自身に言うんだったら問題なし。
「ほめ日記」ゆうのがあるそうです。
自分を否定せず肯定することによって前向きになろうというもののようです。
自分でほめ日記を書いて、他の人と読み合って、ほめ合うってもののようです。手書きがいいとのこと。
綺譚の箱庭
好きな怪談・奇談集の要約を。
- 【不思議な顔】従弟の家に怪物が出るというので退治することになった。すごくヘンな顔の怪物を鉄砲で撃つと、あっさり壊れてしまった。甕(カメ)の化け物だったのだ。ヘンな顔は、子どものいたずら書きだった。(「中国怪奇小説集」332頁)
- 【首の飛ぶ女】将軍のやとった女は落頭民だった。夜中に眠ると、耳を翼にして、首だけが飛んで外出するのだ。戻ることができないと、死んでしまいそうになる。クビ!にしたが、よくよく聞いてみると、人種の特徴で、化け物ではなかった。(「中国怪奇小説集」22頁)
- 【西湖主】湖で竜を助けた青年が、後に同じ湖で遭難して、不思議な場所に出た。そこで、助けた竜と再会し、竜の娘と結ばれる。しかし、現実世界でも彼は同時に生活していた。(「聊斎志異」第1巻p.17)
- 【妾撃賊】本妻にいじめられていた妾は、賊が入ったとき、棒で全員を打ち据えた。実は槍棒の秘術を身に付けた女だった。100人くらい平気とか。本妻はビビったが、妾は本妻を立てつづけた。(「聊斎志異」第1巻32頁)
- 【鞏仙】道士が王に合おうとしたが、追い払われたので術を使い尊敬を得た。会いにくい事情の恋人たちに、袖の中で逢引も出産もさせてやった。産の血で穢れた衣服を取っておくと、道士が死んだ後にもご利益があった。死んだと思われた道士に会った者が現れ、調べると棺は空だった。(「聊斎志異」第1巻34頁)
- 【辛十四娘】青年が少女(十四娘)をみそめ、血縁の幽霊の援けも得て結婚した。どうやら異界のものらしいが、気にしなかった。妻の助言に従わない付き合いをし冤罪で逮捕されるが、彼女に救われる。それからまもなく、妻は代わりの女を置いて死んだ。後に十四娘に会った者がいて、彼女はもう仙人になったということだった。(「聊斎志異」第1巻46頁)
- 【宅妖】いろいろ怪しいことの多い家があった。あるとき大勢の小人たちがやってきた。どうやら葬式をしているらしい。休んでいた秀才が騒いで皆がやってくると消えていた。(「聊斎志異」第1巻64頁)
- 【羅刹海市】金持ち、美形、頭脳明晰、歌や舞が好きな青年が大羅刹国に流れ着く。そこは顔の美醜が逆転した国。青年は醜い者になった。あるとき海に立つと言われる市に行って、竜王の息子と出会う。竜王の姫と結婚する。3年たち、青年は故郷に帰る。後に赤ん坊(青年の子)を2人渡される。少し成長した頃、女(たぶん姫)が現れるがアイテムを渡してすぐ消える。(「聊斎志異」第1巻67頁)
- 【杜小雷】杜小雷の妻は盲目の老母にいやがらせをした。その夜、妻は豚に変じた。(「聊斎志異」第1巻84頁)
- 【香玉】牡丹と椿のもとで二人の美女を見かけた。詩を残しておくと、読んだ女の一人が風流さにひかれやってきた。男と女はふかい仲になった。別れがきたとき牡丹が取って行かれたことがわかり、女たちが花妖だったと知れる。その後はもう一人の花妖とつきあう。後に牡丹が復活し、三人で仲良くやっていく。男が死ぬと牡丹のそばに木がはえる。花が咲かないので伐ってしまうと、牡丹も椿も死んでしまった。(「聊斎志異」第1巻87頁)
- 【単道士】若様が客分にしていた道士は仲違いし別れることになったとき袖からテーブルがいっぱいになるほどの酒や肴を出してお別れパーティーを開きその後壁に描いた城の城門から絵の中に入っていった。(「聊斎志異」第1巻p.102)
- 【大根戦士】健康のためにいつも大根を食べてはった人が賊に襲われたとき、大根の化身たちに救われたんやて。(「徒然草」第68段)
- 【もとのマメには戻られへん】豆殻を燃やして豆を煮てたら、「なんでそんなことすんねん」と豆が豆殻に文句つけてた。豆殻は「やりとうてやってんのとちゃうねん」と言い訳してたんやて。(「徒然草」第69段)
- 【五匹のもののけ】あやしいゆうて評判の寺で旅の坊さんが一夜をすごすことにしたんやけど出るわ出るわで五ひきのもののけがやってきてあれやこれや脅かすんやけどぜんぜん動じてくれへんからあきらめて夜明けには帰ってもうたんやけどけっこう食えん坊主でもののけどもの正体を見極めよったんやね殺生はアカンが仏法のためやとか抜かして檀家の連中に命じて全部退治してもうて自分はちゃっかりその寺に収まったんやて。(「江戸怪談集」)
- 【寝床は壷】屋根の上に置いてある壷の中で眠る仙人がいる。(「大仙人」)
参考資料