よはくの事典

最後に追加した語

  • 【コミュニケーション】コミュニケーションのための道具が発達すればするほどコミュニケーションは希薄になってゆく。


  • 【愛】愛は対象に、ではなく関係性に対して生ずる。
  • アイデンティティ】自他の区別。人はそれぞれさほど異なるものでもありません。だから境界を見出すのに苦労しているようです。みんなそれほど差がないんだと思えたらさほど気にする必要もないのですけど。ぽこっと見出せるようなものでもなければ探せるようなものでもないでしょう。
  • 【紅い花】朝から一面うすい灰色で、しと、しと、と降っている。道端の紅い花がみょうにどぎつい。
  • 【あきらめる】諦めることができるのは賢い人。しかし諦めることは賢い手段ではない。どちらも当たってるかもね。
  • 【飽きる】「もうあんたには飽いてもうたわ」「心配ない。ぼく自身も飽いてる」
  • 【悪】ときおり絶対的な「悪」とは何だろうかと考える。結論としては、自己の価値観を他者に押しつけることなのだろうと思う。言いかえれば、自分という存在を他者に押しつけること。人は、生きているだけでそれなりに悪だとは言えるのだろうと思う。もちろん、生きているだけでそれなりに善であるという面もある。絶対的な悪と思われるもの。たとえば殺人も自分勝手な価値観を他者に押しつけるということなのだろう。たとえば戦争も自己の正義を他者におしつけあった結果だろう。たとえ「正義」であっても他者に押しつけたときには「悪」となる。
  • 【頭】あの男があたしの髪を切った。頭がころん。髪を切ったのだ。気になるのはそこらしい。またころん。おさなごがわらう。そうかおもしろいか。うんもっとやってみせて。おうみせてやるぞ。ころん。ころん。ころん。またころん。おさなごは泣きはじめる。おう やっはり怖かったか。ううん。かなしいの。そうか。かなしいのう。
  • アニミズム】信仰ではなく姿勢。タビビトとしての態度。タビビトもまた精霊の一種なのだから。
  • 【あるがまま】自己をみとめていること。
  • 【怒り】かなりの率で互いに非があるとき生じる感情。ムカムカしたとき一瞬感情を止めて己に非がないか考えるようにしている。
  • 【いきあたりばったり】タビビトの生き方。「なりゆきまかせ」よりさらにランダムな音がいい。ジグザグ進み、思わぬ遭遇を愉しみたい風情。
  • 【石】存在の理想の形態。
  • 【椅子と旅する男】のぞみしは いすをかかへて たびするおとこ こしをおろせば そこはわがへや #jtanka
  • 【位置】ある花瓶は位置情報を自らの内部に取り込むことができない。それゆえあるときは宙にふわふわ浮いていたり、またあるときは壁に半分ほどめりこんでいたりする。
  • 【いつもの】「いつものですね」「いつものちゃう、アイスコーヒー」「いつものですやん」「いつもの言いたないねん」
  • 【いのり】霧の奥からやつらのいのりがあらわれた。
  • 【異邦人】いつもの街でわたしは昨夜から異邦人となった。
  • 【いやし系】空虚に安息を見出せること。
  • 【因果】どんな けっかも だれのせいでも なく ましてや うんめいの せいでも なし なるように なった しぜんの なりゆき いんがは たてぬ いとぐるま どこかで むりやり すじみち かえる それすら やはり いんが ではある
  • 【印刷所】印刷所では職人が一生懸命鉛の活字を組むのです。でも組んだはなから活字が勝手に踊りはじめ、あっちにいったりこっちにいったりぐるっとまわったりちっともじっとしていません。でもそれでまたひょっこり詩が生まれたり。
  • 【インデックス】ものごとにインデックスをつけると手に入れたような気分になる。だからヒトはインデックスをつけるのが好き。
  • Windowsを終了】Windowsを終了しようとしたらいつもよりひとつボタンが増えている。マウスカーソルを当ててみれば「完全にパソコンの息の根を止めます」と表示された。押してみたくてたまらない。
  • 【魚】生物としては好きですが食物としては苦手です。この漢字、身のまわりで聞くかぎり女性は「さかな」と読み男性は「うお」と読む傾向が強いようです。
  • 【うさぎ】ある夜うさぎが入ってきたのでビルは「不思議の国」に行きかけた。
  • 【嘘つき】「ウソツキは必ずウソをつくんだ」「そりゃまあ、そやろな。ウソツキなんやから」「でも、ふつうのヤツはウソをつくかどうかわからない」「わからんわな」「だからウソツキよりふつうのヤツの方がずっとやっかいなんだ」 #twnovel
  • 【ウソツキ】「ははは・・・辛辣だね。じゃあ、そのウソツキたるぼくのことをどう思ってるんだい?」「あら、素敵だと思ってますわよ」 #twnovel
  • 【うつろ】うつろをからだに入れることでうつろはぼくに棲みつく。そのかなしみのためにならからだをこわすていどはいとわない。
  • 【裏切り】ハナから信じていなければ裏切られても痛くはありません。でも、裏切られることもまたカッコイイことかも。ヒロイックな気分にひたれることも多し。
  • 【ウロ】「ウロがきてるなあ」「そのウロって、ホンマのとこなんのこっちゃ?」「ウロさまゆう怖ぁい神さんがおってな、その神さんがな、脳みそをな、チューチュー吸うていきはんねん」「………ウソやろ」
  • 【絵】もっとも完成された自己表白のかたち。
  • 【ええかげん】「ええかげん」なものの言い方をしたからといってその中身までえ「ええかげん」とはかぎらない。
  • 【偉い】自分で偉いと思っている人はたいてい偉くはないものです。
  • 【得る】あなたが得たと感じたものはもともとあなたの財産だったものです。だからあなたは得なかったともいえます。あなたが得たと感じたとき同時になにかがあなたから喪われています。得るということは喪うということと同義でもあるのです。逆に言うと喪うということすら得たものなのです。
  • 【縁側】そこはかとなくゆる〜い場。縁側的なものを探して歩こう。
  • 【縁側】えんがわは ゆるやかに かしげる ひなたの ほうに
  • 【演出】多くの人が愉しんでくれる捏造。
  • 【お金】人を社会につなぎとめるもののひとつ。タビビトはお金がなくとも旅をする。
  • 【オフィス列車】ご近所にある他の会社の社員が言っていました。「ぼくの職場は列車の中の賃貸スペースにおさまっておるのです。現在どこを通過中か把握できていないと出勤できないのです」「それはまたたいへんですね」
  • 【朧月】朧月この世はゆるき磨硝子
  • 【オリジナリティ】他者と異なるための道具は、結局誰もが持つことになる。個性を引き立てるための行為によりかえって他者と同じになってしまう不思議。
  • 【温暖化】だいたいなんでも温暖化のせいです。あなたがフラれたのもきっと温暖化のせいです。
  • 【カァ】カラスはカァと鳴くことによってしだいに抽象的な「カァ」という存在になっていきます。
  • 【海外進出】学校を卒業したらすべての国民は一度海外に出て働くことを義務づける。そして、それぞれの国にとって日本人というものがどうしても必要なものであるというところまでいく。それならば日本を武力で攻めてくる国はほとんど出てこないだろう。人材輸出によって国を守る。また、ほとんどの国民がいずれかの外国語も堪能になるし、国際的感覚を身につけることができる。
  • 【害虫】とりあえず比較的多くの人間が嫌いな生物をこう呼ぶ。
  • 【科学】科学もまた一個のモノサシと言えますが、いかに世界を客観的にはかるかという方法論でもあるでしょう。「科学を信じる」というとき、宗教のように信じるというのではないのだろうと思います。「その手法がいいと思う」というくらいの感じでしょうか。科学は宗教のように自己完結はしていません。すべての外なるものをはかることを目的とします。そして人類が存在している間にその旅が終わることはおそらくないでしょう。常に途上にあるのです。だから科学者たちは安心して謎を探り続けることができるのです。ゆえに「科学にもわからないことがある」「科学ですべて割り切ることができるものではない」という言い方は少しおかしいかもしれません。科学はわからないことをわかるようにする学問であり、わからないことがあるのは当然であり、わからないものが残っていることを喜ぶものであり、ハナから完璧ではありえないし、割り切れると信じているわけでもないでしょうし、なによりも、信じたりする対象ではなく、ただの考え方なのですから。
  • 【鏡】そこにうつっているのが自分であるとはかぎらない。とりあえず、知らないだれかであるかのように接しよう。
  • 【柿】ふわふわとてのひらに浮いているのは濃いだいだい色の柿。見つめているのはピエロです。あるいはそれは秋の夕暮れの冷えたお日様なのかもしれません。////【別に】夕暮れに踊る道化の影法師冷えた秋日を熟柿に変えて
  • 【鍵】鍵はふたつの顔を持っています。やすらげるなじみの場所に入るための鍵と、見知らぬ旅へと出るための鍵。
  • 【鉤裂き】破れはいたるところにある。このぼくが世界の破れ目であるように。
  • 【傘】傘はぼくの視界を塞ぐ蓋だ。なにかを遮断してしまう。傘があると雨に濡れるのを嫌がるようになる。雨に濡れるのはそれなりにここちよいのに。たとえ冬でも。たとえ土砂降りでも。
  • 【風】かぜが ふくのは ふきとばす ため のこるのは なあに
  • 【片づける】片づけるというのは垂直方向。平面的に並べていると片づけているとは取ってもらえない。平面的なほうが使い勝手はいいのだけど。現在の多くの建物は垂直への(片づけの)ベクトルが働いている。何を片づけているの?もちろんニンゲンを。
  • 【学校】元来、国にとって有用な人間を製造する機関。集団の中の自己についてまなぶ場所。それ以外のほとんどは「つけたり」とも思えるが今ではその「つけたり」の方が重要みたい。
  • 【からいたばこ】たばこのからさは、冷めたコーヒーのにがさにお似合いだ。
  • 【鴉】黒い、不敵。
  • 【考える】まだ、極限まで考えていないような気がします。
  • 【缶コーヒー】あったかい コーヒーの つまった かん には ためいきが つまってる
  • 【擬音製作機】世界をあやふやにしてしまえるマシン。
  • 【儀式】儀式に意味などありゃしない。されど心のスイッチを切り替えるくらいの役には立つさ。そしてなによりイベントは多い方が愉しいものね。成人儀式などは、それによって自分自身の心のありようそのものを変えるものだと思います。そうすることによって大人になると。「今日から急に大人になる」ということです。でも今の日本の成人式はあんまりそういう役に立っていないですね。たぶん。
  • 【技術】技術を手に入れたらスケールが小さくなる。
  • 【擬人化】心を寄り添わすいい手段でもあるが、他人ごとにしてしまういい手段でもある。
  • 【傷】モノの傷ひとつひとつが風情かとココロもモノとさほど変わらぬ #jtanka
  • 【傷つく】傷つけられることによって正義は自分のところにやってくる。これで相手をどれほど傷つけ返しても大丈夫。
  • 【詭弁】ふつうの詭弁は腹が立ちやすいが、デキのいい詭弁は感心させられる。
  • 【教育】本来、現体制側にとって都合のいいタイプの人間を作り上げるためのシステム。それに徹すればまだマシなのだけど。
  • 【強制】猫がいつも自分から入り込んでいる空間に、人が押し込もうとすると、抵抗する。
  • 【極端】極端であることは鬱陶しくもあるが、魅力になることもある。バカバカしさを突き抜けてしまい。たとえば「ねぷた」などの過剰さ。
  • 【拒絶】タビビトはすべてを受け入れすべてを拒絶する。
  • 【口癖】くだらない そして つまらない いつから 口グセに なってしまっていたのだろう くだらない ぽつりともらす そのたびに くだらない じんぶつに なっていっているのに つまらない ぽつりともらす そのたびに つまらないの せかいにむけて いっぽずつ すすんでいるのに おもうに ことばは じぶんのことを あらわしているのだ そして じぶんじしんに むけて はっせられるのだ のろいとするか ことほぎとするか それは わたししだい
  • 【雲】たばこのけむりは雲になる。おいらを乗せて去っていく。
  • 【雲】雲を飽きずに眺めてしまうことがよくあります。
  • 【クモモドキ】あそこに浮いているのは雲にみえるけどほんとうは雲そっくりの植物なのです。ときおりほんものの雲がうっかり声をかけてしまい赤面することがあるとか。
  • 【クラゲ】くらげは ぼくのねがいを のせて ふらふら ただよっていく と おもっていたら こんなの じゃまだよ そういって ふりすてられた
  • 【クリスマス】アニミズム的世界にいる者にとってはキリスト教の神だって神の一柱にすぎません。よってすんなり、どんな宗教行事も自分のものとして楽しめるのです。
  • 【クロアメ】やすらぎは瞳のごとく黒き飴まだ見ぬ闇の溶けたしずくか
  • 【黒猫】夜の濃くなったところがいつのまにかかたまって黒猫になるのにゃ。
  • 【クローン人間】もし本当に技術的に可能であるならば、どれほど規制しても必ずいつかクローン人間は登場します。人類はおそらくきっとこれまでに可能なことを見逃したことは一度もないでしょうから。そのとき可否を問うても詮無いこと。自分の存在が否定されてしまうとその子どもはとてもせつないことでしょう。気持ちよく生きていける道筋を早いとこ作っとくべきでは?
  • 【経験】ゆたかな経験は応用力があるように思えるが、じつは新しい事態に対応しにくくなるきらいがある。それは「経験」というものが生存しやすくしようと自分の行動をあるていど「自動化」するためのものだからかもしれない。
  • 計算尺】複雑な定規のような形をした、だいたいの近似値しか出せないのがいいところの計算機。ものごとはその程度で良かったのにね。
  • 【劇場】ここはすり切れた劇場。かすれた舞台。古い演目がまわっている。
  • 【結婚行進曲】えっ!?「葬送行進曲」の間違いじゃないの?
  • 【けむり】存在のひとつの理想。死んだらそのまますぐにケムリとなって消えてしまえるものならいいのに。
  • 【煙の傘】降りはじめのおだやかな雨ならたばこのけむりを傘がわり。
  • 【原因】みんなが欲しがっているもの。あると安心できるらしいです。
  • 【権利】他者の権利をないがしろにする者ほど自分の権利を主張しがちだ。
  • 【皓皓】今宵月はま白く常よりなおつよくかがやくさながらに魔のちからにて魔を払う夜の支配者
  • 【交差】「ウチとあんたは平行線。ここで別れたらもうこの先死ぬまで交差せえへんやろな」「なにゆうてんねん。これまでかて一度も交差なんかしたことあらへんで」「なんやて!!」
  • 【校正】もし人生に再版があっても校正しないだろう。・・・かな?
  • 【航跡】水面のうねりはいましがた船が過ぎていったことをしめすただそれだけのこと。 #jpoem
  • 【珈琲】珈琲を飲むと白日夢を見られるか?
  • 【黒衣】黒衣の変調 カラス過労す #twnovel
  • 【ここ】いつでもここじゃない場所に行きたいもんさ。
  • 【湖上のお茶会】湖上のお茶会小舟で湖のまん中に出て大きな浮き草の上でお茶会ですこれは夏だけの楽しみ
  • 【個性】自己満足できているできているときに最も発揮されていると思われがちな宝物(じつはしょぼい宝物かもしんないけど)。実際にはそんなものはほとんどない。
  • 【こだわり】こだわらないといいものはできません。こだわりすぎるとエゴになる。
  • 【コミュニケーション】「コミュニケーション不足だと思う」「コミュニケーションが十全に取れることなんてまずありえないから、そう言っとけば、間違いはないよね」
  • 【根拠】手前勝手な必然性。
  • 【猜疑心】「疑う」ということと「信じない」ということはおそらく異なる。疑うことにはいわばマイナスのベクトルがあるが、信じないということの背景には無関心があるかもしれない。
  • 【才能】たいがいの才能それは気付かれず惜しげもなしに捨てられる。それはともあれ本当に才能がある場合は努力していてもそれを努力と当人は感じていないこと。
  • 【先のこと】先のことなんて見えない方が刺激的。
  • 【桜】自動的にハレをつくる植物。とりたてて美しいとは思わないがたくさん植わっているので世界をひとときにまるごとどこかにシフトしてしまう。そしていちどきに散り元に戻してしまう。
  • 【さまよう滝】その滝はいつどこから流れ落ちるのかだれにもわかりません。このあいだは森にほど近い廃ビルの窓から落ちていました。
  • 【さみしい】さみしさだけを友として。
  • 【去る】去るのって好きです。自分がでも、他人がでも。
  • 【三秒後】自転車ではつねに三秒後の世界を見ながら走っている。すこし後に周囲がどうなっているか予想してないと危険だから。頭の中で測ってみるとだいたい三秒後を予測していた。
  • 【死】死は生きている人間にとってしか意味はない。
  • 【シーン】目の前の あらゆるシーンに なにやら キャプションを つけてみよう みちゆく ひとに みじかく 説明書きを 置いてみよう よのなか すこし たのしく なるよ
  • 自衛隊】これは廃止して、「国際救助隊」にしてほしい。そして、なんらかの災害があればあらゆる国に先駆けて救援に向かう。これがあるゆえに日本は絶対に必要な国であると認識されたら、それが最大の自衛になるんではなかろうか。
  • 【塩】塩を噛むのも砂を噛むのも感触はほとんど違わないと思えるのだけど塩を噛むことには好感を抱き砂を噛むことには不快感を抱く。
  • 【時間】ぼくらが「時間」としてとらえていたものが、じつは流れ・・・ひと続きのものではないことが判明した。さまざまな「場所」にランダムに散らばっているものを抽出し「流れ」であるかのように再構築したものだった。
  • 【自殺】人生をおのれのものとしたいのならば死すらおのれで管理せねばならない。そんな意味での自殺なら肯定してもいいのだけれど生死はさほどこだわるほどのものでなし。生きていくほが楽だもの。
  • 【詩人】詩人と出会った。星と花を夢のなかでうたってる。恥ずかしいヤツ。こいつほんとに生きているの。あなた鏡を見てなにをぶつぶつ言ってるのかしら。
  • 【詩人】詩人は死人に似ている。
  • 【自信】自信がないものは自己の存在を主張しようとしたがる。自信がありすぎるものも同じようにふるまう。
  • 【失言】立場と本心、あるいは性格、考え方が乖離しているときに自己を出そうとして発現することの多い事態。それは冗談であっても同じこと。失言してもたやすく謝ってもらう必要はない。そんな簡単に考えなんて変わらないからかえって怪しい。話し合うきっかけにすればいい。
  • 【知ったかぶり】「知ったかぶりすんなや」「わかってるようなフリをするということは、そうありたいという姿が少し先にあるということで、向上心のあらわれなのだよ」「ものは言いようやな、おい」
  • 【事典街】みずからをことばあつめて構築す学士つどうは名も事典街 #jtanka
  • 【自転車が歩道から追い出される】今の平均的な自転車のマナーだと歩道から追い出されるのはしかたない。ボクも自転車を偏愛しているのにかかわらず共に走るのが苦痛になってきたので原則乗らないことに決めた。今は6キロ以内くらいならまず歩く。ともあれしかし、このままのマナーで自転車が車道に出たらなかなかたいへんなことになりそうだ。教育は必要だ。完全免許制にするか自転車税をかけて今5000円くらいで買えている自転車を5万円くらいにしてしまうか・・・。それはノンセンスなので、ここは自転車が車道を走りやすい状況を生み出さねばならない。まず路駐の自動車を完全撤廃すること。あれがあるとまともに走れないよ。そして専用のレーンを。ここは日本はこれまでの自動車優先社会から交通の基本を自転車にすえて作りなおしていってもいいかもしれない。
  • 【自分】架空の存在。自分と他人がちがう、なんて考えてたら大違い。ほとんどちがいはないものさ。ただまあ、自分の思考プロセスだけは見えているので、自分だけは正しいと思いがち。
  • 【自分さがし】探さねばならない程度の自分なら探す必要もないでしょうし、探す価値があるほどの自分であるならば探さず放っておいてもいずれ現れてくるものです。
  • 【写真館】はいパチリ。できあがりまでしばらく待っていてくださいね。そう…この葉っぱがちょうどいい大きさに生長して像が浮かび上がってくるまで。今撮った写真の種を蒔いたところですから。 #twnovel
  • 【ジャズ】「カッコイイ」を音にした。
  • 【自由】自由とは他者の自由をなるべく侵さないよう努力することかもしれない。その意味では権利というより、義務に近いのかもしれない。なんてことを最近考えている。
  • 【受動的】受動的であっても、何もしないわけではない。その結果を、なかったことにしてもらえるわけでもない。
  • 【書架】休日は灌木を書架に。
  • 【知らない】しらない こ しった いまでも しらない こ #jhaiku
  • 【視力】視力は弱いけどふだん補正をしていないのは、ぼやけて見えるのもわるくはないから。そのほうが、そこはかとなくうつくしい世界です。
  • 【信仰】宗教という、自分自身のものではないモノサシでものごとをはかること。一種の異界ではあり、現実にそぐうことができず、そこで生きることが安らぎになることも多々あります。異界へといざなわれることには異存はありませんが、信仰はしたくないと思うのはその異界が唯一のモノサシを持っており、すべてを規制しようとしているからだろうと思います。
  • 【死んだらどこに行く?】「人はなぜ死ななければならないんですか」「より大きなもののところに戻り一体となるために」「えらくまあ、宗教的なんですね」「えっ?科学的にも同じようなもんだよ、たぶん」
  • 【進歩】人類はできる可能性があることをしなかったことがない。倫理的な問題はあっても。
  • 【神話】神の内容証明
  • 【水族館】場末のひなびた水族館で遺書が泳いでいた。
  • 【すき間】すき間があると埋めたがる。空洞があると詰めたがる。
  • 【スケッチ】ちゃんとした絵画よりもスケッチがなんだかココロにここちよい。
  • 【ずさん】「めんどくさがり屋」とはちょっと異なります。「めんどくさがり屋」はずさんなことをするくらいなら何もしません。
  • 【涼し】あたらしきインキの色も涼しげに
  • スズメバチ】貌とがるわれスズメバチ悪役さ寄るんじゃねえととても親切 #jtanka
  • 【すっとこどっこい】スットコドッコイにはスットコドッコイなりの悲しみも悩みもあるのだけどやっぱりスットコドッコイなのだ。
  • 【ストレス】これがないとたのしみもない。ストレスは他のストレスを代替する。趣味というストレスが仕事のストレスを緩和する。
  • スナフキン】タビビトのあこがれ。スナフキンは戻るところがあるってのもいいもんだなと思う。でも、スナフキンはいつか、ムーミンに最後の「じゃあね」をさりげなく伝えてムーミンのもとには二度と戻ってこない旅に旅立つことになる。
  • 【ずれる】どこか存在がずれているのです。
  • 【正義】「正義と悪は反対語ではないんじゃない?」「うーん?」「たぶん同義語なんだ」
  • 【正論】「正論は人を傷つける」「それって、自分の方が間違えてるってことじゃないの」「正論を吐いたら負けだと思ってる」「まあ、ご勝手に。でも、なんに負けるの?」「自分に。易きに走ったゆえ」 #twnovel
  • 【積極性】人は無責任でいられる場合には積極的になりやすい。
  • 【説得】ワタシハダレノイフコトモキカナヒ…。
  • 【説明】説明こそ無用のものです。説明の必要なものこそ不要なものです。
  • 【線】いっぽんの線を引いてみましょう。それは、あなたです。
  • 【先祖】人はぽつんと生まれてはぽつんと消えていくものとなにともつながってなどいはしない。
  • 【騒音】自己主張したい者は意識して大きな音や声を立てる。そうしないと見てもらえないから。ということは大きな音をしている者はたいしたキャラクタを持っていないのかもしれない。
  • 【走馬灯】なにかにぶつかって消滅することになったので地球は過去の回想をはじめ、地上は混雑している。
  • 【ソース】彼は電車に忘れたソースを追って行ってしまった。買いなおした方が安上がりなのに。人はときとして不可解な行為をなす。
  • 【その場しのぎ】その場しのぎの繰り返し。それが生きるということさ。そしてうまくやってくたったひとつの方法さ。
  • 【空】絵を描くとき空は何色に塗ってもわりと違和感がない。
  • 【空】まばらだが一面に雲が散らばっている。雲はピクリとも動かない。一部分黒い雲がある。かいまみえる空はにぶい青だ。日の光はほとんどさしてこない。
  • 【空の客船】雲が果てなくつづく日。瀟洒な客船が逆さになって雲のこちら側を航海しています。
  • 【空の波】空のさざ波はナイフのようにきらめく。
  • 【ソリテエル】トランプの一人遊びのいくつかを覚えていいたなら楽器でも演奏できるに似ているか。トランプ一セットは必ず持ち歩いてる。
  • 【それぞれの地図を】少年として生まれたからには、自分だけの地図をつくりあげたいものです。
  • 【それなりに】いいことばだと思うのです。ほどほどでいいという意志表示があります。
  • 【尊敬】相手を尊敬していないと何も得られはしない。尊敬しようという意識さえあればどんな相手からでも得られるものはある。
  • 大義】自分でも、必ずしも正しくはないと、なんとなく感じている「正義」。
  • 【大丈夫】「ぼくがいるから大丈夫だよ」「……ほんとに?」「てなことはないけれど、少なくともぼくは大丈夫だよ」
  • 【たったひとつ】「たったひとつ」を探していると逆にモノは増えていく。「例」「これだけ持っていればいいと思えるたった一本の万年筆」を探していると、その過程でどんどん万年筆は増えていく。そして、完璧に満足することはあり得ないので、さらに増えていく。「べつに万年筆だったらなんでもいいや」と考えている人の方がたった一本で済ませられる。
  • 【達筆】達筆ならね身、いくらか書きにくい部分がある筆記具のほうが字はマシになる。
  • 【楽しむ】心のどこかにおもしろがる部分さえもっていればたとい災難ですら楽しめる(フリができる)ものです。
  • 【たばこ】たばこは最も手軽な旅。たばこをすうために生きている。最終目的はたばこ。とっても,ヒンシュクをかいそうですね。大人用のおしゃぶりです。幼児性のあらわれかもしれません。
  • 【たばこ爺】うちの近所に、たばこをすってる人を見かけたら、「たばこすうなっ!!」など口をきわめてののしる爺さんがいてる。無視されたら、「アホちゃうか」と吐き捨てる。ぼくは、その爺さんのことをひそかに「たばこ爺」と名付けている。人は極端に嫌いなものがあると、その名前をつけられてしまうものだなあ。
  • 【たばこの火】たばこに火をつけるという行為はただの火をつける機能ではない。自分自身に対して「気分」を演出している。
  • 【旅】ひとりになること。
  • 【タビネコにゃん】たつたひとつの詩を抱いてメザシいっぴきリュックに入れて道から道へのワタリネコからむニンジョもホゴにして夜に巻かれて迷い果てにやりとわらうネコなのさ
  • 【タビビト】これは「存在」と「非存在」のあわいを独りでなんの目的もなくたえずさまよっている一個のいきもの。
  • 【食べる】生存への執着。ときとして醜くなる。
  • 【だまされる】人はけっこう、だまされることを望んでいる。手品、小説、映画、ドラマなどなど。手際よくだまされることは快感ですらある。どんな騙され方なら腹が立つのか?そのボーダーラインは?
  • 【騙される】騙されるのは、まあどーでもいい。疑いを抱くことが気色わるい。
  • 【探偵】探偵は殺人者の笑みを浮かべ知性によって犯人を殺す。
  • 【地下の娘】ごぉ。音をたてて空が迫る。地下の娘たちが踊っている。
  • 【地球】地球は困らないし、怒らない。擬人化するのは勝手だが、困るのは自分たち自身。
  • 【知識】ことばの意味を覚えること。これを増やすこと自体は楽しくはあるがさほどの意味はない。
  • 【知識の空白】どんな人にだって知っていてしかるべきなのに知らなかったり、間違えて覚えていたりすることはあります。発覚したときは恥ずかしい。他者の知識の空白を笑うときには自分もまた笑われる覚悟はそとかないとですね。でも、やっぱり可笑しいのは可笑しいのだから笑うこと自体はまったくかまわないでしょう。
  • 【知識欲】人類サイアクの欲望。
  • 【地図】少年と生まれたからは我だけの地図をつくりていきたいものと。されど使いはしないのだけど。
  • 【ちゃらんぽらん】人間、こうありたいものです。
  • 【注意力】ある方向に注意を向けたときすでに体勢はそちらに向かいかけていて妨害が入ったとき回避が間に合わないことも多い。
  • 【中国】次に月や火星に人を送り込めそうな最有力国。国家の威信より人の命のほうが軽いから。
  • 【使う】使っていないと道具はかえって傷みやすいものです。
  • 【月】夜の血液を持つものにとっての象徴。
  • 【つきあい】他者とのつきあいはなるべく削っていきたいものです。
  • 【月に雲】澄みきった夜にはときおりお月さまのほうが雲を隠していることがあるとか。
  • 【月の人】古き夜光あつまり人をなすあやしき笑みでもてなすお茶は。
  • 【月の夜】夜なかベンチに腰かけ湖面にうつる月を眺めている。手足の長い男の影がやってきて月を背景にひょーんひょーんと跳ねるてじゃまをする。男はふと思い出したように「わたしは死体を追っているのだ」と語りだした。
  • 【つぶやき】夜がつぶやいているので聞き耳をたててみた。 #jpoem
  • 【積み重ね】なぁんにもつみかさねないことおもしろいほど。
  • 【連れ】妻とも奥さんとも呼びにくいので「連れ」と呼んでいます。
  • 【である】「である」はなるべく使わないことにしているのである。
  • 【TPP】日本全体にとってはメリットがあるのだろう。株式会社日本国という企業なら参加すべきなのだろう。でも国は、政治家は大局を見なければならないとしても弱き者、末端の者に対してほど優しくなくてはならない。今でも苦労している者の犠牲を前提にしてはならない。それによって苦しむ人をまず意識しなければならない。ちゃんと手当をするなら別だがたぶんほったらかしになるだろうし。だから今の日本は参加すべきではない。そして不参加の説明は不要だ。ここは参加推進派がおびえている人たちを説得するべき場面だ。どうしても説得できないようであればそれはよくないものであるということ。逆に反対派も反対一辺倒ではなくどうであったら賛成できるかという表明をしていくべきだ。流れとしていつか参加を余儀なくされるだろうからそのときマイナスを減らしプラスが生じるように。いつも「議論が充分でない」という意見が出てくるが、そうではなく日本人は議論をしようとしないだけ。
  • 【手紙】友人から届いた手紙を開けてみたらタバコが一本だけはいっていた。喫ってみるとけむりに友人の姿が浮かびあがり「久しぶりだね」と話しはじめた。
  • 【適当】多少、適当であったり捏造したりしてても、ぼくは許します。ぼくに許される必要もないでしょうが。
  • 【手帖】手帖はときどき持ち主に化けて夜の森をお散歩しているとか
  • 【哲学】哲学は自分で考えること。そうでなければ意味がない。たとえ浅薄であろうと。哲学者の著述を読んで、理解したと満足しているだけでは宗教とあまり変わりがない。他者の著述は「考えるコツ」のようなものを教わるためのもの。
  • 【電気】「電気のコードって尻尾だと思うんだ」「何の尻尾?」「端っこの方を『こちら』が掴んでやがんの」「こちらって?」「切り離さないと、自由にはなれない」
  • 【点景】タビビトはつねに点景なのです。
  • 【伝染】たいがいのことは伝染します。
  • 【点と線】自分の行動は線で見ている。他人の行動は点で見ている。だから他者の行動はかならず唐突なものに思えてしまう。
  • 【動機】なぜかしら皆が動機を知りたがるなくても無理にこぢつけるほど #jtanka
  • 【洞窟(1)】その洞窟は酒場になっているのですがあまりいつづけると魂が生まれ変わってしまうのでべつの自分になりたくない人はご注意を。
  • 【洞窟(2)】その少女が思念によってつくった洞窟に入ると明るく暗い夜を見ることができる。
  • 【到達】「なにかに達するためになにかをするなんてなさけない」「じゃ、あんたはなぜ行動するの?」「意味もなく動くのさ」 #twnovel
  • 【同盟】「同盟してたって裏切ればいいさ」「ふん、まあその方がおもしろくなるってもんだがな」 #twnovel
  • 【遠ざかる風】これほど風が強く吹いているというに都会ではなにも動くものがないただぼくらの影だけが揺らいでいる
  • 【ドーナツ】謎の穴に味はない。
  • 【読経】「こんな夢みたんやわ」(夢の中で)奥さんが言う。「夢とリアルを融合させることができる読経を聞きにきませんかって誘われたの」
  • 【研ぐ】ナイフを とぐ そんなふうに ひとみを とぐ しこうを とぐ わがみを とぐ
  • 【独占欲】ナワバリ意識の一種。
  • 【時計職人】「時計職人だからな、いつのまにか時に埋まってしまうんだよ」 #twnovel
  • 【都市】人間を自然から守るためにつくられた殻。
  • 【図書館の本】借りてきた本からは前に読んだ人のたばこのけむりが立ち昇ってくることがあります
  • 【途中】どんなことでもつねに途中なのです。
  • 【友】「前は始終いっしょにいてたからゆうて、いつまでもいっしょにいてるわけないやん」「でも、オレたち友だちだよな」「さあ」
  • 【トラウマ】生きたいと思う意思によってトラウマは発生する。いわば生に対する執着がトラウマの原因。執着が強いほどトラウマも強烈になる。
  • トラベラーズノート】余白だけでできた手帖。
  • 【トランク】「いちはやくトランク以外のものを失ってしまうのも悪かない」「おや、トランクは残るんや」「トランクひとつにはいるものだけで生きていきたいもんさね」 #twnovel
  • 【とりあえず】行動を起こすときの基本指針。
  • 【とりとめがない】あなたは ゆらゆら ゆれている いつしか りんかく ぼやけてく とりとめなさが いいところ
  • 【泥船】沈んでしまう確率の高いこの泥船はスリル満点。御一家のレジャーにぜひ一艘お買い上げ下さい。 #twnovel
  • 【流れ】宇宙には流れがある。その流れに身をゆだねているとしだいに姿が消えていく。違和を感じると戻る。
  • 【なくてもいい】べつになくてもいいよ、と思えるものが入っていてこそ、いいものになる。
  • 【名前】人は名前をつけなければ認識した気分になれない。古い名前には古い意味がある。古い名前をそのまま維持していくことは古い意味を維持していくことでもある。
  • 【なまけもの】「めんどくさがり屋」とほぼ同義だが「めんどくさがり屋」の方がまだ何かする可能性はありそうです。「なまけもの」の方がほほえましいような気はします。
  • 【なりゆきまかせ】じつはこの世を支配している法則。最初に加える方向とエネルギーによってその後がかなりの度合で決まってしまいます。ささやかな抵抗を試みる人は後を絶たず、それがドラマにもなるのです。ちょっとのんびりしたイメージもあり、みんながこの法則に流されていたら世の中平和なのですが。
  • 【なれのはて】あるべき姿。
  • 【難解】難解なことを易しく語ろうとすることは一種の詐欺ではありますが、難解にしか表現できないということは本人がまだ難解だと感じているからでもあります。
  • 【なんでやねん】よその人が関西人に最初に言わせてみたいことば。
  • 【苦味】にがみはなんか、カッコイイ。
  • 【二次元】道路で二次元の存在になってしまったネコは真のネコとして時空を超え旅をしている
  • 【二十冊】つねに並行して二十冊くらいの本をとっかえひっかえ読んでいる。それがスタイル。
  • 【にせもの】ニセモノを掴まされたことを怒らなければけっこう楽しめるものです。
  • 【人間】一種の暗号。
  • 【人間】一種の暗号。
  • 【人間】人間が人間として扱われることなんてほとんどない。せいぜい内輪だけのお話。たいがいただの数字だったり労働力だったりなんらかの記号・象徴だったり。
  • 【ぬ】「ぬ」ではじまることばはあまり多くありません。なんとなく間が抜けているけど愛すべき「ぬ」なのです。
  • 【抜けがけ】他者にまさるための道具は、結局誰もが持つことになる。
  • 【寝グセ】ぼくには寝グセが似合ってる。たぶんこの世の寝グセだから。
  • 【ネクタイ】何かを守ろうとするとき、人は(とりあえず男は)自らこれをつけることも辞さない犬の首輪。
  • 【猫】ねこは あるく ななめの てんせん いっぴきで あるいてる ねこは まつ てっぺんで ねむり せかいの おわりを
  • 【猫背】すこしだけわざと猫背にあるくのは猫になりたいそのせいか。とはいえ猫って猫背なの?
  • 【猫】猫は日常生活に打ち込まれた魔法のくさびなのですにゃ。
  • 【ネコヤナギ】ネコヤナギ寒の幕あいやはらかく。
  • 【捏造】演出。多くの人々が怒ったらこう呼ばれる。
  • 【能率】能率は悪い方が楽しいものさ。余計なことをいっぱいやってきましょう。
  • 【能力】能力とはテクニックはもちろんとして、基本的には選択する力のことを言う。
  • 【ノート】ノート(あるいは手帖)と万年筆だけはなにがあってもかたわらから手離せません。
  • 【野宿】ただしい宿泊のかたち。解放に近づく手段。
  • 【のらりくらり】こうでありたいものです。
  • 【排他的】「あんたは排他的な人や」「ええやん、ものごとは排他的なほうがおもろいねん」
  • 【廃塔】廃塔を撮る近づくと人の気配。おまえは仏の眼を奪った。薄い仏師がいた。ぼくは知らないぼくじゃない。ことばは届きそうにない。おそるおそる立ち去ることにした。
  • 【博物館】百科事典を立体化しようとした夢。「世界」の死体でもある。
  • 【ハサミムシ】サメが水面を切り裂くように分厚い本の中でも紙を切り裂きながら走る虫。うかつに手を出すと痛い目にあうので嫌われている。 #twnovel
  • 【始まり】始まる前がいちばん愉しい。
  • 【バス】同じかたちのバスがつぎつぎに通りすぎてゆく。乗っている人びとはそれぞれちがう。それでもぼくは同じバスが通っていると思っている。同一のイメージで眺めている。
  • 【ハズレ】世の中だいたい当たりじゃない。たとい当たっていたとはしても後にならなきゃわからない。
  • 【発展】「人は発展したがるものよね」「はい?」「ちょうどいい発展てどれくらいかしら」「さあね、どんくらいかて快適でもあり快適なくもあるだろうよ」
  • 【鳩】逃げようとしない鳥。
  • 【鳩】ドバトよ にぶき とり ずうずうしき とりよ その にぶさは あいすべき せいしつ いつまでも にぶくあれかし
  • 【花見月】おしいなぁ角度がズレた花見月
  • 【速い】速いことにはあまりいいことがありません。
  • 【早口】かれはとっても早口さ。たぶん早めに切り上げたいゆえ。されどじぶんじしんとはとってもゆっくり語っているよ。たぶんなんにも語ることがないゆえ。
  • 【パラダイスヘッド】ある島では敵の内臓をパラダイスヘッドと呼ばれる蛇に食べさせる。これは今朝見た夢。
  • 【腹立ち】→怒り
  • 【ハレの日】ハレの日には女が笑ふ。
  • 【バレンタイン・デー】現物による投票。選挙みたいなものかも。バレンタイン・デーにいろいろ文句はあるものの、これもひとつの儀式であって、生きるうえでの刺激ではある。
  • 【反撃】敵がボクを倒す相談を(ボクの目の前で)し始めたので、敵の作戦の要である「命中率130%攻撃」を持っているスズメバチを先に潰しておいてもいいかと(対抗策はあるので本気ではなく)スリッパを放り投げたが、風で軌道が逸れた。
  • 【非】誰かにとても迷惑をかけられているとしても必ずしもその相手に非があるとはかぎらない。
  • 【美】「あなたにとって美はどこで生まれる?」「荒涼」
  • 【ヒーロー】悲劇に遭遇した方がよりヒーローになりやすいのです。いち度ヒーローになってしまうとずっとヒーローでいられるとカンちがいしやすいようです。「ハレの日」は一瞬なんです。
  • 【引き出し】日常生活だけでも引き出しは増えてはいくが率は悪い。よっぽど感受性の豊かな人でないと。普通の人間は、日常的でない体験を積極的に取り入れるようにしないと、なかなか人としての深みは保持できない。
  • 【引っ越し】引っ越しはどこか旅に似ています。引っ越し好きな人はタビビトを心に宿しています。
  • 【ひとり遊び】→ソリテエル
  • 【ひとりぼっち】まあ、これがいいんじゃないかと思ってる。
  • 【ヒマつぶし】ほぼ人生と同義。ものごとは高みに昇るほどこれに近くなる。
  • 【百キロ】自転車にせよ徒歩にせよ常に「休まずあと百キロ」行けるようにしている。そして百キロ行ってもさらに百キロ行けるだろうというペースを維持している。いずれも連続百キロは何度も経験していて想像できる範囲なのでとりあえず目安。
  • 【秒針】じっと見ていると秒針の動きはとても鈍い。
  • 【不安定】自転車は不安定な存在だからこそ自由に扱える。自由さと危険性は同時に存在する。
  • 【風流】すべてをあきらめたとき 風流がやってくる。
  • 【武器】ぼくの武器は、見なかったフリをすることです。
  • 【福祉】国がまず第一に考えなければならないのは「福祉」だろう。どんな状態になっても、ともかくさほど不自由なく生きていける。それならば税金を少しくらい多めに取られても気にならない。そうすれば貯金する必要もなくなるので、消費は増大するだろう。
  • 【袋だたき】相手の強弱には関係なく、弱きことを、情けなきことを知らないうちにでも自分で承知している(あるいは思い込んでいる)者たちが数を頼みになす攻撃。品位には欠けるので、たたく側に位置できそうな場合でも、袋だたきが始まったら遠巻きにして参加しないのが吉。止めようとすることは難しい。それはすでに「袋だたき」という一個の生物だから。
  • 【防ぐ】なんらかの意志が働いているとき誰かがそれを事前に防ぐことはむずかしい。被害を小さくとどめることができることはある。
  • 【豚の塩豆】豚の塩豆。生の豚肉にときおり海水をかけながら天日で干物にしたもの。ブタが心配なら一度煮ておいてもいい。豆と関係ないのに豆とつくのはマメに海水をかけなければならないから。魚で作ってもいいがその場合も名前は変わらない。
  • 【普通】「あんたって、どこをとっても、ふつうの人ねえ」「誰にとっても自分自身は普通である。そう思えない場合、あるいはそう思いたくない場合は無理をしているのだ」「あんたは、あたしにとっても普通に見えるけど」「そうか。ならば、あなたはきっと私なのだ」「ああ・・・あんたって、ふつうじゃないわ」
  • 【仏教】宗教のわりには他を許すこともある一派。
  • 【浮力】猫の脚が地面についているなんて思うのかにゃ?
  • 【ふるさと】たいがいの場合、恥ずかしいいろいろがいっぱい埋もれている地雷原。近寄らない方が無難。
  • 【プレゼント】同じものをもらったとしても、うれしいこともあれば迷惑なこともあります。
  • プロ野球入団】プロ野球全体でひとつの企業みたいなもんだと思っている。だからどの球団に入るかはどの企業に入るかではなく、どの課に配属されるかということ。花形部署もあるだろうが、そうでない部署もある。ということで、選手はプロ野球という企業に入社することをめざすのであって、球団を選ぶ権利はなく決まった部署に黙々と進むしかないだろうと思っている。プロ野球の中央がバランス良くなるよう、あるいは経営戦略的に適当に各球団に入れていけばいいのではなかろうか、と。ドラフト会議すら必要ないかもしれないが、あればイベント興業としておもしろいし稼げるだろうから残しておけばいいか。別の考え、選手ひとりひとりが個人企業のようなものという考えでいけば、プロ野球という大企業の下請け企業にあたるということになるだろう。この場合もあまり選ぶ権利はないかもしれない。ウチの技術はぜひトヨタさんだけに使っていただきたいというのではなく、トヨタでもニッサンでも大手から発注があったら大喜びで受注すべきだろうから。
  • 【文化】たとえば焔ともすときマッチ取り出し、なにかを燃やすあるいは暖をとるためならばそれは文明というもの。焔そのものを楽しむためにともしたマッチは文化です。
  • 【平易】他者のためにはわかりやすいことが重要だが自分のためだけならわかりにくいくらいでちょうどいい。
  • 【平和の輸出国】ともかく国同士、あるいは民族間のトラブルが発生したら、日本は飛んで行く。平和の輸出国としてトップ(首相)が行けばいい。そして、意見を述べるというよりは、話し合いの場を設ける。日本に連れてきてもいい。どんな問題も簡単に解決するわけではないので、粘り強く、何度も何度もそういう場を設けていく。
  • 【ページ】ページを開くごとけむりがかぶるこうしてぼくがしみついてく。ページを開くごとたばこのにおいこうしてかれがよみがえってしまう。
  • 【ヘタ】ヘタなのは選ばなかったゆえ。ヘタなのもわれのうち。
  • 【ヘッドフォン】超小型の個室。
  • 【部屋】なにもない部屋に椅子ひとつだけぽつねんと置かれているのはわれの部屋だといえるもの。
  • 【ペンペン草】わしは歩くペンペン草。歩いているとちと目立つ。じっとしてるとただのペンペン草。
  • 【保護】自然に失われるべきものを不自然に維持すること。恋を保護するとつらい目にあう。
  • 【歩行者】道の王。
  • 【星】ある夜星が降りてきていたのだけど、だれも気付かない。
  • 【星空】星の下ひとりとぼとぼ歩むことそれを愛する心だけ持つ。
  • 【北帰行】越冬していた渡り鳥たちが、ぬるむ頃北の国に帰っていくこと。らしい。長い間気にはなっていたが読み方がわかっていなかった。どうやら「ほっきこう」と読むらしい。初めて知ったのはたぶん外岡秀俊さんの小説。なんかの賞を取ったと思う。
  • ぽろりぽろりと灰が落ちる。指先のたばこからぽろりと人生のように。
  • 【ポンチョ】荒野あてなくさまよいてかぶったポンチョを屋根として星を枕に夢をみるそんな旅をしたいもの。
  • 【本調子】たとえばボーリングで、まぐれでも一度でも200アップしたことがあるなら次からは200を越えられないと調子が出ないと思うのが普通。本来の実力は140くらいだとしても。けっこう過度に、自分に対して期待感を抱くもの。
  • 【魔女】いつも闇夜に支配されている部屋には黒衣の女がいました。
  • 【又聞き】知識のおもな、そして正しい入手経路。
  • 【待つ】待たせる焦りも待たされる辛さも振り返ればそれなりに思い出。
  • 【守る】なにかを守ろうとするとき結局、人は自分のことを守っているのでしょう。
  • 【迷い】迷っているときじつはどれを選んでも結果は大差ない。迷っているときじつは結論はとっくに出ている。迷っているときじつはけっこうそれを楽しんでいるものです。
  • 【迷う】わざとでも迷おう。
  • 【万年筆】小さな脳が入っていて自分の脳を補ってくれる筆記具。
  • 【万年筆の故障】傷だらけの万年筆はどことなくほこらしげに去りゆく自分を眺めている。
  • 【見える】「見えていると思っていても、見えていないものなのよね」「何が?」「見えているフリをするだけなのよ」
  • 【三日月】故障したにいやり。
  • 【未熟】「未熟だからこそ楽しめるのさ」「まあ、言っときなさい」 #twnovel
  • 【ミス】ミスの多い人間として生きたかったものです。
  • 【ミス】ミスがあるからおもしろい。
  • 【水際】水際での阻止がたいがい失敗するのは、水際まで来られたこと自体ですでに大勢は決まっているから。
  • 【ミステリ】世の中謎がなければおもしろくありません。ゆえにおもしろいことはみんなミステリなのです。
  • 【みぞゆう】権力者に取り憑いて言い間違いをさせ信頼を失墜させるいたずらものの妖怪。というようなことを今書いているとちょっと皮肉っぽいかもしれないけど、何年もたってみんなが忘れたらほんとに妖怪っぽい名前かもしれませんね。
  • 【ミツバチ】かれはミツバチを追いかけた。それは欲のためだったのか冒険だったのか。 #twnovel
  • 【緑】葉っぱが緑色なのはこの色が嫌いだから反射しているのだそうです。
  • 【見る】タビビトは見るだけの存在。
  • 【無】「む」には「無」ではじまることばが多い。存在していないことを存在させている。
  • 【無為】仏教的には永遠の存在というようなことらしいのですが、ここでは「無意味」の意。すべてのものの本来のありよう。ということは仏教的にも同義なのかも?タビビトは無為な時間を愛すのです。
  • 【無意味】存在価値のないこと。タビビトはこの世に打ち込まれた「無意味」だ。
  • 無人島】本当にそうなったら絶望するだろうにひとり漂着してしまうことに人は─特に男は─ロマンを感じてしまうフシがある。
  • 【むなしい】むなしい人生はお嫌いですか?むなしさ ってのも そんなにわるくないものですよ。
  • 【無理】無理が通れば道理が引っ込む。道理が通れば嫌われる?道理を無理に通せば?
  • 【迷宮】迷宮にひかれるのはしかたがない。だって迷うのってたのしいもの。
  • 【迷宮】「迷宮に惹かれるのはしかたがない」「あんなに迷いまくってるのに?」「そこが楽しいとこさ」 #twnovel
  • 【目立たない】いずこでも目立たぬことがタビビトの存在証明皮肉なことに。
  • 【目立たない】いずこでも 目立たぬことが タビビトの 存在証明 皮肉なことに #jtanka
  • 【メモ】メモはたのしい。この手帖も五十音に分類されたメモに過ぎません。メモをメモのまま完成品にすることはできないものでしょうか。
  • 【めんどうくさい】めんどうくさいからこそ愉しいのさ。
  • 【めんどくさがり屋】みんながこれだったら世の中平和。何の発展もないでしょうが(発展ってなに?)。「やりたくない」という意志の力でやらないという面もある。「やる」「やらない」で争うのもめんどくさいので目先のめんどくささから逃れるためにとりあえず何かの行為をなすことはあり得る。それは本当は「やらない」ということ。生きものは本質的にやらないですませられることはやらないめんどくさがり屋であるはず。
  • 【模型】作っているときがいちばん楽しいので作り終えてしまうとちょっとの間飾ってから捨ててしまいます。
  • 【持ち物】タビビトはあまりモノを持たない。自分で運べるものだけを持つ。せいぜいタバコと筆記具とナイフとトランプ、何かの詩集くらい。
  • 【靄】ある夜靄が浸蝕をはじめたのでぼくは…
  • 【森】異界と現世をつなげてくれる魔法の場所ですが、ネイチャリストたちはあんがいそのことに気づけないようです。
  • 【森】森にはあるべき自分を保とうとする意識がある。
  • 【森の地理】森はたくさんあり分断されていますがじつはつながっているのでいつのまにか別の森にいることもよくある話です。森は各地に散在しています。でもひとつの森に入ったらいちども抜けぬままほかの森に行けるのです。そしてまた森の深い部分はどの地図にものっていません。
  • モレスキン】持っているだけで賢くなるか創造力が高まるらしい手帖。その正体はただの紙の束ゆえにこそ。
  • 【問題】解決しない問題だって、持ってないよりずうっとマシさ。
  • 【ヤカン】ヤカンは一度くらいは紙に文字を書いてみたいものだと考えているけど、いまだ果たせません。 #twnovel
  • 【野心】さみしがり屋の脱出行為。
  • 【休む】休めるときには休むのがいい。たぶん生きものとしてのただしいありようなのだから。
  • ヤヌス】正反対のことを語ってみれば、たいがいの場合、どちらも正しい。
  • 【闇】闇に魅かれるのはからだをながれる夜の血液のせいだ。
  • 【やらかいひこーき】やらかいひこーきに乗って、さあどこ行こか。
  • 【友情】幻想。
  • 【幽霊】幽霊を見ることができるのは幽霊を信じていない人だけなのだ。
  • 【雪】空から詩が降ってきます。雪が降ると、世界が少ぅしだけ異界へとずれこみます。
  • 【行き先】行き先がなくったって平気さ。こうして移動できてさえいるならば。
  • 【豊かさ】あるていどの豊かさは心地よいが必要以上に得てしまうと空虚に化ける。
  • 【ゆっくり】おなじほうに むかう ひとびとのなか だれよりも ゆっくり あるこう そうすると みえるものが ふえていく
  • 【夢】TVで男が体験した不思議を語っているのを観て「そりゃ、完全に夢やん。立ったままみたんやな」と笑っている。
  • 【ゆらぎ】ゆらがない人よりも、ゆらぎまくる人の方が好きです。
  • 【ユリカモメの季節】あさもやの ゆりかもめ はいいろに とんでいる 凍えを よろこびながら
  • 【揺れ】ズン!!とセカイが揺れ、屋敷がマンガに入った。「これで、ボクの言ってたことがホントだとわかってくれた?」と、ボクは言う。
  • 【妖精】(1)けむりビルでラジヲを聴いていると窓の外でなにかが踊っているのですがその姿はよく見えません。(2)妖精は、いると思える人にだけ実在する存在なのでしょう。
  • 【妖精たばこ】妖精のすうたばこのけむりからただようのは真っ赤に染まった紅葉のかおりです
  • 【よくある話】ほとんどのできごとは「よくある話」です。だけど驚けなくなっているのは精神の枯渇です。
  • 【予言】予言が発せられたことによってはじめて予言は成就する。
  • 【四人】四人だったら「内輪」という感じでごちょごちょやれる。五人になると大勢という感じで、なんとなくよそよそしくなる。
  • 【余白】余白の多さがゆたかさです。
  • 【夜】特別な時間。夜だからこそ醒めるものだってある。この時間こそ生きていると言える。タビビトの属性は夜なのだ。
  • 【夜にならないと…】夜にならないと遊ぶ気になれないのは血管に流れている夜のせいだ。
  • 【夜の思想】夜の思想こそがホンマモン。昼になると気恥ずかしく感じられるところがそれを証明している。
  • 【夜の花】夜の花が咲いたとき、世界は熟しはじめた。
  • 【夜は】夜は、ぼくに気づいていなかった。
  • ライトノベル】ほとんどレーゼドラマ。そういう気分で読めば耐えられる。起源は「クラッシャー・ジョウ」だと言われている。
  • 【ラジヲ】味のあるマシンです。
  • 【落下】高い空から落ちている。その途次、世界を統べる女神たちに会っていく。「あなたにかまってあげられなくてごめんなさいね。でも、あなたならやれるわ」と言われる。最後の女神さまが受けとめてくれ、無事着地。
  • 【ランダム】「ランダムな存在でありたいと願っている」「そう考えた段階でランダムじゃないわねえ」 #twnovel
  • 【ランタン】旅する心さえ失わなければ、このランタンは必要とするとき勝手に灯る便利なものです。ぜひおひとつどうぞ。
  • 【リーダー】「リーダーが必要なことなんてしたくもないなあ」「きっと、リーダーの方でもあなたなんて必要ないって言ってるわよ」 #twnovel
  • 【理解】あることについて50%くらい理解している者は、70%くらい理解しているものに対して「わかっちゃいない!」と平気で批判する。70%くらい理解している者も、やはり90%くらいの者を平気で批判できる。も90%以上理解できてしまうと、他者を批判できなくなる。する気もなくなる。ただ、理解して欲しいと望むだけ。もっとも、理解なんてありえないんだけどね。感覚として捉えられるかどうか、だけ。
  • 【理想的】このみの じぶんは だれ たぶん あいつだ ひかりかがやく そうげんで ただ ぼんやりと たばこ すう そんな きらくな やつなのさ たぶん あいつだ まんねんひつで いみなく なにやら つづってる そんな さみしい やつなのさ たぶん あいつだ おおあめに かさも ささずに さんぽする そんな ぶきみな やつなのさ
  • 【理由】理由があると深みがなくなる。でもなぜかしらみんな理由を欲しがる。
  • 【領土】どんな伝説が多いかによってどんな人たちに支配されてきた土地だったかを感じられる。領土でもめたらその土地に伝わる伝説をチェックしたらいいそうだ。
  • 【領土】領土問題は話し合いでは解決しない。いずれにも大義や根拠があるのだから。今の時代、国力のある国どうしの戦争もナンセンス。ならば他に手段はない。その土地は両国共有の領土にする。法律上難しいのであればどちらかの土地と、形式上は決めておいて、実際には両国が共同で管理できるようにする。両国間のゆるやかな融合となり、それはいずれ国境のない世界への足がかりとなるだろう。
  • 【輪郭】生きているものはつねにふるえている。
  • 【倫理】善なる方向性の基準をみずから設け誰も見ていないのにそれを守り通していくのはけっこうカッコイイことかもしれません。
  • 【ルーズな時計】時間にはルーズな時計でないとつきあいきれません。
  • 【例外】なんにだって例外はある。ということは例外だってありふれているということ。例外なんてありゃしない。ということにも例外はあるのだ。
  • 【歴史】勝者の作った「事実」。ゆえに争いのなかった地に歴史はないのです。
  • 【レベル】じつはレベルが高いとか低いとかはない。異なる者がいるだけのこと。
  • 【ロスト】ロストしたものが増えてくるほど人生はシンプルに、おそらくは少し良いものになっていきます。もちろん気のもちようというものです。カッコイイことのひとつの条件。
  • 【論理】他者を言いくるめだまくらかすのに使う手法。論理を信奉すれば論理的に騙される。
  • ワープロ】書くことのたのしさはワープロでは減じるようです。やはり自らの手で文字を刻んでいくことが大切なのでしょう。特に楽しみが必要ないときにはなかなか便利な道具です。
  • 【わかれ道】どの道を選んでもそれはすべて間違えているでしょう。言い換えれば、選んだ道はすべて正しい。
  • 【忘れる】なにを かんがえて いたのか わすれて しまった それは きっとすばらしい おもい わすれたことが あるから じぶんに おくゆきが うまれる
※ 数が増えてきたら五十音でページに分けます。